ワインの定義を紹介します
このページでは、ワインの定義を紹介していきます。
とりあえず、ワインの基本的な定義について知りたいのであればこのページを読んでください。
ワインの定義は【ぶどうから作ったお酒】ではなく、厳密に言うと【ぶどうの果汁を発酵させて作ったお酒】です。前者の場合だと、ブランデーもワイン呼べてしまうからです。先に、ワインとブランデーの大きな違いについて紹介します。
ワインとブランデーは両方とも主な原料にぶどうをベースとしているという点は共通ですが、アルコールの抽出方法がワインは醸造に対して、ブランデーは蒸留によって行われます。端的にいうと、【ワインは醸造酒】【ブランデーは蒸留酒】という点が大きな違いです。
そして、ワインはジャンル的に「洋酒か果実酒かどっち?」と思われる人が意外と多くいますが、ワインは日本の酒税法上では【果実酒】に定義されています。例え、フランスワインだとしても洋酒ではなく果実酒です。
そして、ワインには「赤」や「白」といった種類がある事はご存知かと思いますが、その種類は主に「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」「スパークリングワイン(シャンパン)」の4種類に分けられます。
ここでは、「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」「スパークリングワイン(シャンパン)」の定義についても解説していきます。
もし、銘柄別にワインの価値や買取相場、おすすめお酒買取業者を知りたいという事であれば次のページを参考にしてください。
赤ワインの定義について
赤ワインは見れば誰でも分かる、赤色や濃い紫のワインの事です。
ぶどうを皮も含めて丸ごと発酵させて作る為、白ワインと比べて「タンニン」という渋みの強い成分を多く含みますので、白ワインと比べると赤ワインの味わいは渋みが強いという特徴があります。
また、ぶどうを丸ごと発酵させるため、ぶどうの色素を多く含む事になり、赤ワインには上記のような色がつきます。皮ごと発酵させるため、香りや味わい、渋みも白ワインと比べると非常に濃いので、赤ワインは肉料理と良く合うとされています。
白ワインの定義について
白ワインは赤ワインと比べて無色から若干黄色がかった色合いをしています。
赤ワインがぶどうを丸ごと発酵させるのに対して、白ワインは主にぶどうの果汁のみを発酵させてつくられます。
皮の渋み等を含まない為、白ワインにはぶどうの色素がほとんどなく、渋みも少ないキリッとした味わいになります。その繊細な味わいから、白ワインは魚料理の様な、香りの少ない淡白な味わいのものと良く合うとされています。
ロゼワインの定義について
ロゼとは「ピンク色」という意味もあるように、ロゼワインはピンクの色合いをしたワインです。
基本的な定義は【赤ワインと白ワインの間のワイン】ですが、実はこれと決まった製法の定義はありません。
赤ワインに使うような色素のつよいぶどうを白ワインの製法の様に果汁だけ使用して製造するものもあれば、逆に白ワインに使用される色素自体の薄いぶどうを赤ワインの様に丸ごと発酵させるものもあります。
味わいとしては、値段の安いものはカクテルのように甘くて呑みやすいものが多くなっておりますが、製法が定まってない事から、赤ワインの特徴が強いロゼワインもあれば、白ワインの特徴が強いものもあります。
ですが、基本的にロゼワインはぶどう自体の特徴をバランスよく取り入れたワインですので、ワインが苦手な方でも非常に飲みやすい味わいになっています。
スパークリングワインの定義について
スパークリングワインの定義は名前の通り炭酸を含んだ【発泡性ワイン】の事です。
ワインは発酵させて作るお酒ですので、発酵によって生じる炭酸ガスを含んだワインはもちろんスパークリングワインですし、人工的に炭酸を注入したワインもスパークリングワインです。
基本的に炭酸が入っていればスパークリングワインと呼べますので、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインでも炭酸が含まれていればスパークリングワインです。
※ですが、保存によって多少生じた炭酸ガスによる発泡性ワインは除きます。
そして、皆さんが良く耳にする【シャンパン】がありますが、日本においては【スパークリングワイン】と【シャンパン】は同じ意味で使用されています。
ですので、日本では【シャンパン】と【スパークリングワイン】は呼び名が違うだけと認識してもらって大丈夫です。
ですが、本来の【シャンパン】の厳密な定義は、フランスのシャンパーニュ地方で製造され、かつ、AOCの規定に沿って生産されたワインの事を指しますので、厳密にはスパークリングワインの中の特定のワインという事になります。
銘柄別でワインについて知りたい方は
ワインの定義に簡略化して紹介してきましたが、ロマネコンティなど銘柄別にワインについて知りたいのであれば下記のページで一覧で紹介しています。
また、ワインにおけるおすすめ買取業者も紹介していますので、ワインの買取をお考えであればぜひ参考にしてください。ワインは非常に価値の高いワインが多くあり、そういったワインの場合買取業者の選び方で数十万円単位で買取価格が変わることもありますし、適正な価格で買取をお願いするためにもワインの買取相場を知っておくことは重要ですよ。